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非接触ICカードが売れる商品を見極める
ICカードとRFIDに関する総合展示会「IC CARD WORLD 2003」が3月に開催されて注目を集めたが、この2ヶ月間の普及率から予想以上に非接触型ICカードの消費経済へ及ぼす影響が著しいことがわかってきた。
*資料
・2007年度予測については8,400万枚、2010年度予測については18億8,400万枚と推計した。
・2006年度見込需要分野別構成比としては、数量ベースで、流通分野(電子マネー、プリペイドカード、ポイントカードなど)が8.9%、アミューズメント分野が9.1%、交通・運輸分野が12.5%、ID分野が9.8%、行政分野が0.7%、その他分野が1.8%と算出
「2007年版 非接触ICカード・RF-ID(無線ICタグ)市場予測レポート」矢野経済研究所より
http://www.yano.co.jp/press/press.php/000236
その主役をになっているSuicaは「イオカード」タイプではご存知のように専用機器による金銭補填チャージ可能で、小額決済用の電子決済システム、認証システムとして機能する。そのことが思わぬ爆発的ヒットの引き金になって作用している。
というのはモバイル機器市場が好調なわけではない。
当初はそのサービス料として数%のチャージ料金を取られてはならじとスーパー、コンビニなどの利益防戦策として自前の非接触ICカードによる固定客確保がミッションとなっていた。
しかし蓋をあけてみると改めてそれは企業の存続を作用する個人情報という宝の山とわかったのだ。
つまりこの非接触ICカードで小額決済するとその記録から商品がどれほど売れたかではなく、“誰が、何を、いつ、どれぐらい買っているかがわかる”仕組みを作り出していたのだ。
現代商戦は個人消費情報を有する企業が必ず勝利する。
購入個人情報を持つ企業がより正確な商品需要予測を行えることであらゆる業界の商品生産数、販売出荷数の決定権を持つ時代が到来していたのである。
購入情報だけではなく他の利用導入例が増えている。
たとえば「顔写真」を用いたビジュアルチェックシステムは社員証、学生証などFeliCaに登録された顔写真情報とCCDカメラで移された映像を照合して認証する出勤/出席の管理から個人の行動パターンと個人成績評価が可能になってきた。
またセコムのFeliCaによるセキュリティ集中管理システムは社員が退社後、部屋の鍵をロック、火災感知のための煙感知信号、総合的な防犯機能を起動、電気など省エネモードに自動切換えなどが可能で個人だけでなく個別環境データも知ることができるようになっていきている。
さらに周辺機器情報もその対象となるはずだ。
200万画素カメラとSuicaやEdyの読み取り機能を搭載、Bluetoothを内蔵したプレステージCLIE「PEG-NZ90」(ソニー製品)はFelicaリーダでSuicaやエディカードをかざすと残高が表示、記録も可能なため利用金額明細だけでなく撮影画像なども管理可能となるなどその範囲は周辺機器情報にまで及ぶことが予想される。
FeliCaは日本国内や一部のアジア地域では普及が進んでいるが国際的には非接触ICカードシステム「Mifare」(Royal Philips Electronics開発)が、各種交通機関、VISAカードなどで採用されている。今後はそのFeliCaとMifareの2方式のプロトコルをサポートするNFCが実現見込みで実現すればさらなる国際市場への飛躍が予想される状況だ。
by kubotatu : 2007年06月06日 09:48
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